今回は、お会いするたびにパワーアップしている「かっき~」さんと、「セローの後ろ半分が黒は、許せーん!」とお考えのヤスさんに道志の森を案内して頂きました。
「越路線は封印したいほど荒れている。」との記事から、「自分の目で確かめるまでは・・・」とやって来たお二人ですが、どうも消化不良のようです。
セローの限界領域を常に上げ続けているかっき~さんと、信州合宿でかっき~さんの限界を引き上げて行ったヤスさん、この後はどこに行くのでしょう?
道志街道を北側に入り、クルマ一台分の舗装路を走ります。
途中を右に曲がり、急な坂道を上って行くと右180°のターンがありました。

道なりに進むとこの道ですが、すぐにシングルトラックになりそうです。
セローを置いて歩いて行くと、かっき~さんはそのまま登って行きました。

赤黒い土壌は水分を含んでいて、雨水の流れた跡がシングルトラックを蛇行していました。
かっき~さんは、何とかしながら懸命に登って行きましたが、それ以上は進めないようで、引き返してきます。

180°ターンの外側に、雑草に覆われた道らしきものがあります。
ヤスさんの話では、これが鉄塔まで続く道だそうです。

道幅も広く緩やかな入り口ですので、何気なく入って行きましたが、足を付く場所もないくらい細くなり、急な下り坂となりました。
かっき~さんは、Uターンを出来そうな場所をさがしに鉄塔の下まで下って行きました。
その先にも道はありましたが、草に覆われ、先は見えなかったので引き返す事にしました。
道志街道から入って来た道へと戻り、先に進みます。
舗装路を進むと、鉄塔が近くに見える分岐があります。
ヤスさんの話では、先ほどの鉄塔から、高圧線越しにダートがあり、この鉄塔の下が広くなっているので、一休みするとの事。
砂利が敷きつめられたような道を、登って行きます。

トラロープの張られた横を通り、再スタート出来ないような坂を登って、鉄塔下まで来ました。

普通の林道では、物足りないんでしょうね・・・

鉄塔から鉄塔へと高圧線は延びています。
強い電磁波が発生しているはずですから、健康的には良くない環境でしょうね。
でも、なぜか惹かれてしまう光景です。

ヤスさんは、以前ここに来た時に、この坂を何気なく下って行ったら、その先に通れる道はなく、引き返そうとすると、助走なしでは登れそうもない坂が立ちはだかり、「遭難しそうだった。」と話していました。
鉄塔から元の道へと下って行きます。
この先にも高圧線は延びていますね。

先ほどの砂利を敷き詰めたような道に出て、その先は・・・?と、登って行きました。
植林された山なので、作業道のようです。
たぶん行き止まりだろうと進むと、登り坂は平坦路になり、今度は下って行きます。
そして、T字路。先ほどの上り坂の途中に出ました。
ここでかっき~さんが、信じられないワザを・・・
T字路になった林道を上り方向の左に曲がり、ブカブカの土に前輪を取られ、左に切れ込んだままアクセルをワイドオープン!
リヤタイヤは右に流れ、坂を上るはずの車体は、前輪が左を向いたままこちらの道へ・・・
T字路を登り始めてのコトですから、坂道の上から一本下の道に落ちるような形でクラッシュ!!!
かっき~さんは、左方向に投げ出されたかと思うと、回転レシーブのように一回転して立ち上がりました。
・・・?大丈夫?
$6($¥#>hTmS&t・・・
エッ?
だい、だいじょーぶう・・・いやー転がっちゃってェ~へ・・・って、大丈夫でした。
これ、ネタとしては最高なんですけど、非情になれなくて・・・
画像一枚もありません。けど、伝説は作れました。
舗装された林道を下り、一般道へと出てきました。

この日、かっき~さんは一番運動量が多かったと思います。
へこまないですよねー。見習わないと・・・

ヤスさんの案内で、この日最後の林道に向かいます。
県道24号線から入る林道です。

ブロともの「momo太のページ」のテツさんが、XR400で下って行った動画を見て以来、ずっと行きたかった林道です。

今回の林道では一番のフラットなダートでした。
緩い下りが続きますが、見通しも良く、対向車の有無も確認できますので、気持ちよく走れました。
菜畑山との分岐で、ダートは終わります。
この先はどうなっているのでしょう?また今度ですね。

空気圧を落としていたので、ここで調整します。
ヤスさんは、自転車用のポンプを持って来ていました。

かっき~さんも軽量なポンプを持参です。
空気圧はデジタルメーターで計ります。
バルブを照らすように小さなランプも付いた、使いやすそうな空気圧計でした。

空気圧?落としてないから、足さないです。

こんな天気の日に、雨具も持たずにTシャツとメッシュジャージだけで走りました。
空気圧も普段と一緒で、特別何もしていません。

なめきってるのかー!と言われそうですが、「serowでお散歩」ですから・・・
あのー、メッシュのジャケットは?
プロテクション効果あるって、行ってたじゃん?どーして着ないの?
やばっ!暑すぎるからって・・・体脂肪多過ぎでしょ!
坂を下って行くと、道志街道に出る手前にはシカ除けの柵がありました。

シカは、ダメ?セローは?
・・・って子供か?
林道越路線に大きな期待をしてしまった皆さん、残念ながら普通の越路線でした。
ガレています。「キケン」の看板もあります。崩落した個所も、石がごろごろの箇所もあります。
大雨や台風の後は、またすごいコトになっているかも知れません。
どう考えてもクルマは通れません。
幸いなことに、立派なゲートは無く、バイクなら冒険気分で走破出来そうな林道です。
3kmほどの間に目まぐるしく変わる路面に、森林浴をしているような風景があります。
「林道100本 松・竹・梅」で言えば、「竹」レベルですので、どなたにも楽しめそうな林道です。
お気をつけて。